ゼニカルの代表的な副作用といえば、おならや下痢などの胃腸障害やビタミン不足です。
食事の脂肪を排出するというゼニカルの作用が原因で、お腹の中で変化が起こります。
このページでは、ゼニカルの代表的な副作用や対処法について紹介します。
ゼニカルの代表的な副作用

ゼニカルの代表的な副作用として、ビタミン不足が挙げられます。
ゼニカルは、食事で摂取した脂肪分を30%カットしてくれるダイエット薬です。
ゼニカルがカットしてくれるのが脂肪分だけならよいのですが、脂肪分に加えて、ビタミンまで一緒に排出してしまうのです。
ゼニカルによって排出されてしまうビタミンの種類は、脂溶性ビタミンです。
ゼニカルにはもともと、食事により摂取された不要な脂肪分をカットする効果があるため、同時に脂溶性ビタミンも排出してしまうのです。
脂溶性ビタミンが過度に排出されると、腸内の活性化が妨げられてしまうため、結果としておならや下痢などの胃腸障害が起こります。
ゼニカルはきちんと飲んでいれば安全?

基本的に安全なダイエット薬のゼニカルですが、中にはゼニカルを服用して重篤な副作用を起こしてしまう人もいます。
ゼニカルの服用を禁止されている人の特徴は、以下の通りです。
- オルリスタットでアレルギーを起こしたことがある人
- 未成年者
- 65歳以上の高齢者
- 妊娠中・授乳中の女性
- 胆石症の人
- 肝臓や腎臓の疾患を持っている人
- 必須栄養分の吸収力が弱い人
- 慢性吸収不良症候群
- 熱帯性スプルー症候群
- 突発性脂肪便症
これらの項目に当てはまる人がゼニカルを服用すると、重篤な副作用を起こすばかりでなく、時として命を落としてしまうケースもあります。
こうした話を聞くと不安に思うかもしれませんが、上のリストに当てはまる項目がない人は、ゼニカルを服用しても何の問題もありません。
ゼニカルのビタミン不足や油漏れの対処法

ゼニカルの服用中、肛門からは余分な油が排出されるため、何の対策もしていないと下着を汚してしまいます。
排出される油の対策として、ナプキンが挙げられます。
ナプキンの他にも、おりものシートや大人用おむつなどを着用する人もいます。
自分に合ったものを選び、油対策を行いましょう。
また、ゼニカルを服用すると、ビタミン不足に陥る場合があります。
不足したビタミンを補うために、以下の対策を取るとよいでしょう。
- ビタミン剤やサプリメントを常備する
- 野菜や果物を積極的に摂る