- ジェネリック(後発医薬品)は、研究開発コストが削減できるので、商品を安く提供できる
- ゼニカルは1カプセルあたり70円から200円で通販できる
- ゼニカルのジェネリック薬は、インドの大手製薬メーカー「インタス・ファーマシューティカルズ社」のオルリガルが有名
ゼニカルのジェネリック薬の種類を紹介

ゼニカルは、世界的に有名なダイエット薬です。
ゼニカルを製造販売しているのは、スイスにあるエフ・ホフマン・ラ・ロシュ社です。
エフ・ホフマン・ラ・ロシュ社は1924年に日本にも進出した世界的な製薬会社として知られています。
ゼニカルには、食事で摂取した油のうち30%を体内に吸収させず、体外に排出する効果があります。
病院で処方してもらうと費用が高くなってしまうゼニカルですが、ジェネリック薬を選択すれば安く済みます。
ゼニカルのジェネリック薬には、以下のような種類があります。
- オルリガル
- オベリット
- オリサット
- スリムトリム
- ビーファット
オルリガルは、インドのハブ・ファーマシューティカルズ&リサーチ社の製品です。
インドの大手製薬メーカーのうちの1社であり、30年以上の歴史と実績があり、17か国に製造工場を持っています。
オルリガルは、1錠につき有効成分が120mg含まれており、1箱4シート(1シート21錠)で84錠入りです。
オベリットは、インドのインタス・ファーマシューティカルズ社の製品です。
インドでの医薬品メーカー売上高は12位、大手ジェネリック医薬品メーカーとして知られています。
オベリットは、1錠につき有効成分が60mg含まれており、1箱3シート(1シート10錠)で30錠入りです。
ジェネリック医薬品にインド製のものが多い理由として、インドとの医薬品特許の制度の違いがあります。
スリムトリムはドイツ製ですが、2001年に製薬会社がインドの製薬会社に買収された関係でインド製となっています。
ジェネリック薬とゼニカルは有効成分が同じ

ジェネリックとは、新薬として開発された医薬品(先発医薬品)の特許が切れた後に開発される医薬品のことです。
基本的に、先発医薬品とジェネリックは同じ有効成分が同じ量だけ配合されています。
薬の開発には長い年月と膨大な費用がかかります。そのため、開発された医薬品には新成分に対する物質特許、製造方法に対する製法特許が与えられ、特許期間内は開発会社が成分と製造を独占し販売することが認められています。
特許期間は10年~15年ですが、20年まで延ばすことができます。特許が切れた成分と製法は国民の共有財産となるので、そこでようやく他の製薬会社が同じ成分等を利用して医薬品を製造できるようになるのです。
ゼニカルの有効成分・オルリスタットの働き
ゼニカルとゼニカルのジェネリックは、どちらもオルリスタットという有効成分を含んでいます。
オルリスタットはリパーゼ阻害薬とも呼ばれています。
ゼニカルの有効成分含有量は120mgですが、ジェネリックのオベリットやスリムトリムは60mgと、有効成分の含有量が半分になっています。
60mgは120mgに比べると効き目が穏やかになるため、「120mgだと効きすぎる!」という方にはおすすめです。
また、効き目が緩やかになるということは、必然的に副作用もおさえられます。
オルリスタットの副作用には、以下のような症状が挙げられます。
- ガスの産出
- 頻繁な排便
場合によってはこれらの症状が原因で、外出が困難になってしまうケースもあります。
さらに脂溶性ビタミン(ビタミンA、D、E、K、βカロテン)の吸収も阻害してしまうので、サプリメントなどで栄養素を補給することが推進されています。
ゼニカルとジェネリック薬の値段はどれくらい違う?

ジェネリック薬は、先発医薬品に比べると価格の安さが魅力です。
新成分を新たに研究・開発する必要がないため、ジェネリック薬は市場に安く提供できるようになっています。
ゼニカルは病院で処方してもらうこともできます。
自由診療であるため、価格は病院によって異なりますが、相場は1錠あたり200円前後です。
個人輸入代行サイトでは、ゼニカルのジェネリック薬が1錠70円から200円ほどで販売されています。
病院でゼニカルを処方してもらうより、ずっと安く費用をおさえることができます。
また、個人輸入代行サイトではお得なまとめ買いもあります。
ゼニカルは、継続して服用する必要のある薬です。
そのため、あらかじめ複数個をセットでまとめ買いしておいた方が、コスト削減に繋がるといえるでしょう。