ゼニカルは、1回1錠を食事中、または食後1時間以内に服用するダイエット薬です。
1日の上限は3錠で、正しい飲み方を続けることで、ゼニカルの効果を最大限に引き出すことができます。
今回は、ゼニカルの正しい飲み方について紹介します。
ゼニカルの飲み方の基本!食べたときだけ飲めばいい!

ゼニカルは、1度に1錠まで飲むことができます。
たくさん食べ過ぎたからといって、1錠以上を服用するのはやめましょう。
また、たとえ飲み忘れてしまっても、昼と夜の分をまとめて飲む、といった飲み方も避けるようにしてください。
ゼニカルを服用すると、約30分で有効成分の血中濃度がピークを迎え、2時間ほど効果が持続するとされています。
服用をする間隔は、最低でも2時間以上はあけるようにしましょう。
ゼニカルを服用するタイミングは?

ゼニカルは、食事に含まれる脂肪を吸収させることなく、そのまま排出させることができるダイエット薬です。
食後2時間以上が経過してしまうと、食事に含まれる脂肪は分解され、吸収されてしまうので、服用しても意味がなくなってしまいます。
そのため、ゼニカルは食事中、もしくは食後1時間以内の服用を厳守する必要があります。
特におすすめのタイミングは、食後です。
ただし、もし食事が長時間にわたるという場合、最初に食べたものは最後の方には吸収されてしまってます。
そのため、食事の時間が長い場合には、脂っこいものを食べた後すぐゼニカルを服用するようにしましょう。
もしアルコールを飲んでいる状況でも、ゼニカルを服用することで効果を得ることができます。
飲み忘れを防ぐために、食前に飲みたいという人もいるかもしれませんが、その方法は推奨されていません。
服用後すぐに食事を済ませれば、食後に服用した場合と同じとされているものの、服用してから食事までの時間があいてしまうと、効き目がなくなることがあります。
ゼニカルと飲み合わせの悪い薬

ゼニカルは医薬品であるため、他の医薬品と同じタイミングで服用した場合には、どちらかの医薬品の効き目がなくなってしまったり、逆に効きすぎてしまうということが起こる恐れがあります。
ゼニカルと相性が悪いとされている薬は、以下の通りです。
- 抗凝血剤
- シクロスポリン
- 抗てんかん薬
- チラージン
これらの医薬品を日常的に服用している場合には、必ず医師に相談をしたうえでゼニカルを服用するようにしましょう。
また、その他の医薬品についても同様です。
普段から医薬品を服用しているけれど、ゼニカルとの飲み合わせについてはよく分からないという場合には、医師に相談したり、お薬手帳を確認したりするようにしましょう。
ゼニカルとサプリメントを同じタイミングで飲んでしまうと、脂溶性ビタミンの吸収が阻害されてしまいます。
これではサプリメントを飲む意味がなくなってしまうので、必ず間隔をあけて飲むようにしてください。
なお、ゼニカル自体と相性が悪いサプリメントはありません。
ゼニカルを飲んではいけない人ってどんなひと?

比較的安全な医薬品といわれているゼニカルですが、ゼニカルの服用を禁止されている人もいます。
以下のリストに当てはまる人は、ゼニカルを服用することができません。
- オルリスタットでアレルギーを起こしたことがある人
- 未成年者
- 65歳以上の高齢者
- 妊娠中・授乳中の女性
- 胆石症の人
- 肝臓や腎臓の疾患を持っている人
- 必須栄養分の吸収力が弱い人
- 慢性吸収不良症候群
- 熱帯性スプルー症候群
- 突発性脂肪便症
これらの項目に当てはまる人がゼニカルを服用すると、重篤な副作用が起こる恐れがあります。