ダイエットする方法

ダイエットのために病院へ・痩せる治療を受けよう

どんなに努力をしても痩せない場合は、病院でダイエットの治療を受けるとよいでしょう。

病院で受けられるダイエットの治療には、いくつかの種類があります。食事療法や運動療法、薬物療法、手術などです。それぞれについて説明していきます。

病院のダイエット法:食事と運動

食事療法の代表として、帳消しダイエットが挙げられます。内容は以下です。

帳消し術1 ハーバード大学式野菜スープ(ファイトケミカルスープ)で野菜を摂る。

帳消し術2 GI値(グリセミックインデックス値)の低い食事で太りにくい体にする。

帳消し術3 食べる順番(ベジファースト)で油や糖質を帳消しにする。

帳消し術4 燃焼系のファイトケミカルとビタミン食材でエネルギーを燃やす。

帳消し術5 低カロリーで良質なタンパク質で元気な体にする。

帳消し術6 チューイングトレーニングで少量の食事で満足感を得る。

帳消し術7 外食時と飲酒時の帳消しメソッド。

出典元:ダイエット外来|医療法人社団 麻布医院

帳消しダイエットは、野菜を多くとったり、食べ順を調整したりして、ダイエットに導く方法です。

運動療法では、週に5回は運動をするように指導されます。ウォーキングやスイミング、サイクリングなどを中心に運動をするダイエット法です。

これらの食事療法と運動療法を並行し、ダイエットをおこないます。

病院のダイエット法:抗肥満薬

薬物療法では、ダイエットに効果がある抗肥満薬を服用します。

抗肥満薬はダイエットサプリなどとは異なり、れっきとした医薬品です。抗肥満薬には、食欲を抑えるタイプ、脂質の吸収を抑えるタイプの2種類があります。

食欲を抑えるタイプの抗肥満薬が、サノレックスという薬です。サノレックスは、摂食中枢に作用し、食欲を抑えてくれます。サノレックスを飲めば、食べたい気持ちを我慢しなくても、自然と食欲が抑制されます。

サノレックスの注意点は、2カ月から3カ月ほどで耐性がついてしまうことです。耐性がつくと、食欲が抑えられなくなるので、サノレックスに頼りすぎないようにしましょう。

脂質の吸収を抑えるのは、ゼニカルという薬です。ゼニカルは腸内で作用し、食事からとった脂質を最大30%カットしてくれます。脂質の吸収が抑制されるため、普段と同じ食事をとっていても、太りにくくなる、または痩せていく仕組みです。

ゼニカルの注意点は、食欲は抑えてくれないことです。そのため、脂質をカットしてくれるからといって、暴飲暴食すると意味がありません。ゼニカルを飲んでいても、食べ過ぎると太ります。

これらの抗肥満薬を服用すれば、自力でダイエットをがんばるよりも楽に痩せられます。注意点をしっかりと把握して、ダイエット治療に活用しましょう。副作用についても、病院で医師からしっかりと説明を受けてください。

病院のダイエット法:手術

病院では、ダイエット治療のために手術をする場合もあります。ダイエットの外科手術は、BMIが35以上の人に対しておこなわれる治療法です。重度の肥満に伴い、糖尿病や高血圧、睡眠時無呼吸症などの症状があると、手術が必要とされています。

手術の種類は大きく分けて2つです。1つめは、胃を切除して小さくする手術です。この方法では、症状によっては小腸のバイパス手術が必要となるケースがあります。2つめは、胃を締め付けるバンドを入れる手術です。

どちらの手術でも、胃の容量を小さくし、食べられる量を減らします。これにより、肥満を解消するダイエット治療です。

手術は費用や体への負担が大きいので、慎重に検討しましょう。重度の肥満によって深刻な症状があるなら、医師と相談してみてください。