ダイエットを成功させるためには、食事制限が重要なカギとなります。本気で痩せたいなら、まずは日頃の食生活を見直してみることが大切です。制限なしで好きなものを食べたいだけ食べる生活は、改めなければなりません。
痩せるためには、消費カロリーが摂取カロリーを上回る必要があります。もちろん、運動をして消費カロリーを増やす方法もありますが、それだけでは不十分です。スタイルアップのためには運動も必要ですが、筋肉量も増えるため、体重はそこまで減らない可能性があります。
良質な筋肉を増やすためにも、体重を減らすためにも、食事制限は欠かせません。
ダイエット中の食事制限ではバランスが大切
食事制限と言っても、単純に食べる量を減らすだけのダイエットはNGです。食事の量を極端に減らすと栄養不足に陥り、肌荒れや体調不良に見舞われます。加えて、代謝が低下してしまうので、逆に痩せにくい体質になり、リバウンドするリスクが大きくなります。食事制限をする際に重要なことは、食事の内容です。食事の量だけでなく質にこだわることで、無理なく健康的にダイエットできます。
食事の質を決めるのは栄養バランスです。偏った食事をせず、まんべんなく栄養を摂取することを意識しましょう。例えば、以前に流行した「りんごダイエット」のように、なにか1つの食品だけを食べて痩せるのは危険です。確かに一時は体重が減るかもしれませんが、栄養不足になってしまいます。
ダイエット中は、野菜や肉、魚、大豆製品などを積極的に食べるべきです。
野菜には、ビタミンやミネラル、食物繊維が豊富に含まれています。ビタミンやミネラルは代謝に欠かせない栄養素なので、ダイエット中にも重要な栄養素です。食物繊維は糖や脂肪の吸収を抑制する働きを持つので、カロリーカットの効果が期待できます。
肉や魚、大豆製品でタンパク質をとれば、筋肉がしっかりと作られます。ある程度の筋肉をつけておくことで、脂肪を燃焼しやすい体になるので、タンパク質はとても重要です。肉や魚のなかでも、脂質が少なめの種類・部位を食べるようにしましょう。
野菜や肉などが中心の食事にシフトすれば、炭水化物の摂取量も減らせます。ご飯やパン、麺類などの炭水化物には糖質が多く含まれるため、摂取量をできる限り量を減らしましょう。
とはいえ、炭水化物をすべて断つ必要はありません。食事制限がキツすぎると、ダイエットが続かないので、一定のルールを決めておくとよいでしょう。例えば、ご飯はお茶碗の半分だけにする、夜は炭水化物を食べないなどです。これを必ず守って続けていけば、ダイエットの成果が少しずつ見え始めます。
糖質に加えて脂質も高カロリーなので、油っこい食べ物は控えてください。食事の際の揚げ物、間食で食べるお菓子などはご法度です。特に間食は削れるところなので、ここは厳しく制限していきましょう。お腹が空いたら炭酸水を飲む、ナッツやチーズを少し食べるなど、工夫をしながら誘惑に打ち勝ってください。間食をやめれば、その分ご飯が美味しく感じられます。
ダイエット中の食事制限の時間帯
食事制限をする時間帯は、夜がベストです。
朝と昼は代謝が活発で、外に出て活動することも多い時間帯です。朝と昼のご飯を制限しすぎると脳が働かず、仕事の効率が悪くなったり、最悪は外で倒れてしまったりします。夜は代謝があまり活発ではない上、多くの人が家に帰って寝るだけのタイミングです。朝と昼は好きなものを食べて、夜だけ食べない人もいます。
こうすることで、ダイエットの成果が早期にあらわれます。自分のリズムで食事制限を続け、ダイエットを成功させましょう。